教授メッセージ

医学教育学という窓を通して、医学と人文社会科学の架け橋に。

医学教育を科学する

「医学教育学」と聞いても、イメージがわかない方が多いのではないでしょうか。それでも当教室のHPを見つけられたということは、あなたは何かしら医学教育について、考えを持っておられるのではないかと推察します。もし何かしら課題を抱えておられるのであれば、それを解決する糸口がこの分野にはあるということはお伝えできます。
医師の育成という実践は、医師という仕事ができたころからありました。医学が肥大化したこと、また教育学の知見を実践に活かすという考え方が浸透してきたことなどが、医学教育学が発展してきた背景にはあります。また先にも書いたように、医師の能力が医療の質に直結するという観点からは、非常に重要な分野であるとも言えます。

総合医学教育センター 教授 
錦織 宏(にしごり ひろし)

医学部の中の文系の研究室

私は、研修医の頃から後輩の教育に関心を持って関わっていました。自分の関わった医学教育については、うまくいくことも多かったのですが、多くの失敗も経験し、そこから、医学教育の理論を学びたいと思って、医学教育学を学ぶために海外に渡りました。
そして帰国後、医学教育を専任とする部署で研究も重ねていく中で、この分野の面白さにさらに惹かれるようになり、現在に至ります。
医学教育学という分野は、医師・医療者の中で文系の領域に関心を持つ人、また文系の研究者で医療に関心のある人によって、構成されていると考えています。

略 歴